【乙女の本棚】夢野久作×ねこ助さん『ルルとミミ』、太宰治×ホノジロトヲジさん『駈込み訴え』が刊行
立東舎は、「乙女の本棚」シリーズより『ルルとミミ』(著:夢野久作+ねこ助さん)と『駈込み訴え』(著:太宰治+ホノジロトヲジさん)を刊行しました。
乙女の本棚シリーズに文豪・夢野久作と太宰治が登場! イラストレーター・ねこ助さん、ホノジロトヲジさんとのコラボで『ルルとミミ』『駈込み訴え』が発売に!
「乙女の本棚」とは、文豪の名作に、現代のイラストレーターが自由な感性でイラストを添える、絵本感覚で楽しめるコラボレーション・シリーズです。
『ルルとミミ』『駈込み訴え』は、ねこ助さん、ホノジロトヲジさんといった、幅広いジャンルで活躍する人気イラストレーターが、それぞれ描き下ろしで多くのイラストを制作しています。オールカラーで、小説世界をより豪華に楽しむことができる作品です。
◆『ルルとミミ』より
◆『駈込み訴え』より
著者プロフィール
■夢野久作
明治22年(1889年)生まれ、福岡県出身。慶應義塾大学中退。様々な職業を転々としたあと、37歳のときに「あやかしの鼓」を発表。
主な著書に『ドグラ・マグラ』『少女地獄』などがある。「乙女の本棚」シリーズでは本作のほかに、『死後の恋』『瓶詰地獄』(どちらも夢野久作+ホノジロトヲジさん)がある。
■ねこ助さん
鳥取県出身のイラストレーター。書籍の装画、ゲーム、CDジャケットなどのイラストを手がける。
著書に『鼠』(堀辰雄+ねこ助さん)、『魚服記』(太宰治+ねこ助さん)、『山月記』(中島敦+ねこ助さん)、『赤とんぼ』(新美南吉+ねこ助さん)、『Soiree ねこ助作品集 ソワレ』がある。
■太宰治
明治42年(1909年)生まれ、青森県出身。小説家。1935年「逆行」が第1回芥川賞の次席となり、翌年、第一創作集『晩年』を刊行。『斜陽』などで流行作家となるが、『人間失格』を残し玉川上水で入水自殺した。
「乙女の本棚」シリーズでは本作のほかに、、『待つ』『女生徒』(以上、太宰治+今井キラさん)、『魚服記』(太宰治+ねこ助さん)、『葉桜と魔笛』(太宰治+紗久楽さわさん)がある。
■ホノジロトヲジさん
2015年よりフリーのイラストレーターとして活動中。キャラクターデザイン、イラストなどを手がけている。
著書に『春の心臓』(イェイツ+ホノジロトヲジさん)、『人間椅子』(江戸川乱歩+ホノジロトヲジさん)、『死後の恋』(夢野久作+ホノジロトヲジさん)、『外科室』(泉鏡花+ホノジロトヲジさん)、『瓶詰地獄』(夢野久作+ホノジロトヲジさん)、『シキノメモリエ』『しろしろじろ』がある。
ルルとミミ (立東舎 乙女の本棚) 夢野 久作 (著), ねこ助 (著) 人気シリーズ「乙女の本棚」第32弾は、文豪・夢野久作×イラストレーター・ねこ助のコラボレーション! けれども、花の鎖は引いても引いても尽きないほど長う御座いました。 「水が濁るとよくないことがある」。そんな言い伝えのある湖のそばに住むルルとミミは、鐘造りの父が身を投げてから、二人きりで暮らしていた。 夢野久作の名作が、書籍の装画、ゲーム、CDジャケットなどで美麗な人や獣を描き、本シリーズでは堀辰雄『鼠』太宰治『魚服記』中島敦『山月記』新美南吉『赤とんぼ』を担当するイラストレーター・ねこ助によって描かれる。 |
駈込み訴え (立東舎 乙女の本棚) 太宰 治 (著), ホノジロトヲジ (著) 人気シリーズ「乙女の本棚」第33弾は、文豪・太宰治×イラストレーター・ホノジロトヲジのコラボレーション! あの人は、私の女をとったのだ。いや、ちがった! あの女が、私からあの人を奪ったのだ。 「ずたずたに切りさいなんで、殺して下さい」。男はそう言って、自らの師の居場所を密告した。 太宰治の名作が、有名ゲームのキャラクターデザインなどで知られ、本シリーズではイェイツ『春の心臓』、江戸川乱歩『人間椅子』、夢野久作『死後の恋』、『瓶詰地獄』、泉鏡花『外科室』を担当する大人気イラストレーター・ホノジロトヲジによって描かれる。 |
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