世界最高齢の英国女王が華麗に事件を解決する王室ミステリ第2弾『エリザベス女王の事件簿 バッキンガム宮殿の三匹の犬』が刊行

『エリザベス女王の事件簿 バッキンガム宮殿の三匹の犬』(S・J・ベネットさん、訳:芹澤恵さん)
英国でシリーズ累計20万部突破、21カ国で翻訳されている『エリザベス女王の事件簿 バッキンガム宮殿の三匹の犬』(S・J・ベネットさん、訳:芹澤恵さん)が角川文庫より刊行されました。本書は、昨年刊行された世界最高齢の英国女王が華麗に事件を解決する王室ミステリ『エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人』の続刊となります。
女王陛下探偵団、結成!? 90歳の英国女王、王室職員殺人事件と消えた絵画の謎に挑む!
本作は、世界中で愛され、昨年逝去された、エリザベス女王を探偵役としたイギリス発の王室ミステリ第2弾です。
本シリーズは、英国で累計20万部突破し、また21ヵ国で翻訳され、今、世界中でベストセラーとなっています。クリスティの「ミス・マープル」シリーズや、『木曜殺人クラブ』、ドラマ「ザ・クラウン」や「ダウントン・アビー」のファンにおススメの作品です。
翻訳は、日本でも人気の高い「フロスト警部」シリーズの訳者・芹澤恵さん担当しています。
また、英国王室研究の第一人者である、関東学院大学教授・君塚直隆さんによる解説も掲載されています。
――「英国王室を知り尽くした作家による究極のミステリー」(解説より)
女王陛下といっしょに、あなたも殺人事件を解明してみませんか?
【あらすじ】
英国のEU離脱(ブレクジット)で沸く2016年。バッキンガム宮殿の屋内プールで王室家政婦ミセス・ハリスが不慮の死を遂げる。最初は事故死とされていたが、「人殺し」と罵る脅迫の手紙を彼女が受け取っていたとわかり、事態は急変。女王は秘書官補ロージーとともに殺人事件の線で秘密裏に捜査に乗り出す。謎を解く鍵は、50年前に寄贈された、女王のお気に入りの悪趣味な絵画? 現実(リアル)と創作(フィクション)が交叉(こうさ)する、世界最高齢の女王ミステリ第2弾! 解説:君塚直隆さん
著者プロフィール
■著者:S・J・ベネットさん
英国ヨークシャー出身。軍人の娘に生まれ、幼いころから世界各地を転々とする。ロビイスト、戦略コンサルタント、ベンチャー企業のプロジェクトマネージャーなどさまざまな職を経て、YA小説を書くようになり、いくつかの文学賞を受賞する。
本シリーズで一般向けの推理作家に転身。ロンドン在住で、長年にわたって王室をウォッチしてきたが、「女王陛下が密かに事件を解決している、という話は寡聞にして聞いたことがない」とのこと。
■芹澤恵(せりざわ・めぐみ)さん
英米文学翻訳家。成蹊大学文学部卒業。
「ジャック・フロスト警部」シリーズ(創元推理文庫)、『フランケンシュタイン』(新潮文庫)、『密林の夢』(早川書房)、 『1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編』(古典新訳文庫)、『ヒロシマ・ボーイ』(小学館文庫)、『リリアンと燃える双子の終わらない夏』(集英社)、『世界を変えた100人の女の子の物語』(河出書房新社、共訳)など多彩なジャンルの翻訳を手がける。
エリザベス女王の事件簿 バッキンガム宮殿の三匹の犬 (角川文庫) S・J・ベネット (著), 芹澤 恵 (翻訳) |
<既刊>
エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人 (角川文庫) S・J・ベネット (著), 芹澤 恵 (翻訳) 【追悼、エリザベス女王】 ウィンザー城で若い男の遺体がクロゼットから発見される。晩餐会に呼ばれたロシア人ピアニストで、遺体はあられもない姿だった。事件について城では箝口令が敷かれ、警察とMI5はロシアのスパイによるものと見なし捜査するが、容疑者が50名もいて難航する。でも大丈夫。城には秘密の名探偵がいるのだ。その名もエリザベス2世。御年90歳。世界最高齢の女王が華麗に事件を解決する!英国で10万部突破、18カ国で翻訳。解説・大矢博子 |
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