手塚治虫さん初期名作『魔法屋敷』が幻の未発表原稿40枚を完全収録して刊行

手塚治虫さん作『魔法屋敷』
手塚治虫さんの初期名作『魔法屋敷』が、幻の未発表原稿40枚を完全収録した決定版としてリットーミュージックより2月10日に刊行されます。
藤子不二雄Ⓐさん旧蔵の直筆未発表原稿も収録! 手塚治虫さんの初期作品『魔法屋敷』の決定版が登場!
2022年8月に「読売新聞」社会面(1面)トップにて報じられ話題となった、藤子不二雄Ⓐさんが大切に保管していた原稿、それが『魔法屋敷』の未発表原稿でした。藤子不二雄Ⓐさんが生涯手放すことなく手元に置いていたこの原稿の存在は、『まんが道』の手塚治虫さんと藤子不二雄さんの交流エピソードを実証するものとして大きな話題となりました。
本書は三玉書房版(1951年)の『魔法屋敷』を底本に初復刻、この未発表原稿40枚すべてを巻末に掲載した決定版となっています。
では、この未発表原稿はなぜ描かれたのか。そして、どうして藤子不二雄Ⓐさんが所有していたのか。そのミステリーの推理も解題でしっかりと行ない、漫画史上この上なく貴重かつ重要な資料の価値を明らかにしています。
これまで描き版(原稿をもとに職人の手を経て描き起こされた製版法)でしか知り得なかった、執筆時の手塚さん自身の筆致と巧みな構成力をご堪能ください。
<本書の構成>
『魔法屋敷』(三玉書房版)
『魔法屋敷』未発表原稿
解題 濱田髙志
著者プロフィール
手塚治虫(てづか・おさむ)さんは、1928年生まれ、大阪府豊中市出身。兵庫県宝塚市で少年時代を過ごす。
1946年マンガ家としてデビュー。翌年発表した「新寶島」等のストーリーマンガにより、戦後マンガ界に新生面を拓く。1962年アニメーション作家としてデビュー。翌年から放映したテレビアニメ「鉄腕アトム」により、テレビアニメブームをまきおこす。1989年2月9日没。
魔法屋敷 (立東舎) (手塚漫画傑作選集 1集) 手塚 治虫 (著) 2022年8月に「読売新聞」社会面(1面)トップにて報じられ話題となった、藤子不二雄?氏が大切に保管していた原稿、それが『魔法屋敷』の未発表原稿でした。氏が生涯手放すことなく手元に置いていたこの原稿の存在は、『まんが道』の手塚治虫と藤子不二雄の交流エピソードを実証するものとして大きな話題となりました。しかもそれがリメイクのために描かれた未発表原稿という点からも、漫画史上この上なく貴重かつ重要な資料であることが分かります。本書は三玉書房版(1951年)の『魔法屋敷』を底本に初復刻、この未発表原稿40枚すべてを巻末に掲載した決定版。本書によって、これまで描き版(*)でしか知り得なかった執筆時の手塚自身の筆致と巧みな構成力を明らかにします。 |
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