【第36回福島正実記念SF童話賞】佳作に山世孝幸さん、たなひろ乃さん、野川美保さん

第36回福島正実記念SF童話賞が決定!
創作集団プロミネンスと岩崎書店は4月1日、「第36回 福島正実記念SF童話賞」の受賞作品を発表しました。
第36回福島正実記念SF童話賞が決定!
「福島正実記念SF童話賞」が隔年開催になってから3度目の今回は、応募総数219編、最高齢は90歳、最年少は9歳と幅広い年代から作品が寄せられました。
厳正なる審査が行われ、次の通り受賞作品が決定しました。
<第36回福島正実記念SF童話賞 受賞作品>
■大賞
該当作なし
■佳作
◎山世孝幸さん 「未来の種」
◎たなひろ乃さん「ウサギ体験中!」
◎野川美保さん 「カエルのアーチ」
選考委員は、南山宏さん、石崎洋司さん、後藤みわこさん、廣田衣世さん他。
「受賞の言葉」は、https://www.iwasakishoten.co.jp/news/n46303.html をご覧ください。
また、「選考経過・選評」は、https://www.iwasakishoten.co.jp/news/n46304.html をご覧ください。
なお、授賞式は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、関係者のみでオンラインにて4月8日に開催予定です。
福島正実記念SF童話賞について
福島正実記念SF童話賞は、1983年、児童向けのSFエンターテインメント作品を書ける新人作家の発掘を目的として、少年文芸作家クラブ(創作集団プロミネンスの前身)と岩崎書店が設立した公募の新人文学賞です。
日本のSF界育成に多大な貢献をし、児童向けSFの翻訳家・作家としても活躍しながら1976年に47歳で早世した元早川書房SFマガジン編集長・福島正実さんの名を冠したのは、少年文芸作家クラブを結成し子ども向けSFエンターテインメントの隆盛を願った福島さんの思いを継承してのものでした。
当初は大賞に相応しい作品の得られない年度もありましたが、大賞作が単行本として出版され課題図書やベストセラーが生まれるにつれて応募数も増え、次第に児童文学作家をめざす新人の登竜門のひとつとなっていきました。
その後、小説・映画・コミック・ゲームの世界での広がりとともにSFのジャンルとしての境界が曖昧になってきたため、第16回以降の募集ジャンルは、SFに限ることなくSF的な諸ジャンルにまで広げられています。
【関連】
▼第36回 福島正実記念SF童話賞 受賞作品 発表 – 株式会社岩崎書店
▼第36回選考経過、選評 – 株式会社岩崎書店
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