岸井ゆきのさん・高橋一生さんW主演ドラマ「恋せぬふたり」書き下ろし小説版が刊行へ この社会に生きる全ての人々がきっと笑顔になれる、唯一無二の“ラブではない”コメディ

NHKよるドラ「恋せぬふたり」完全書き下ろし小説
岸井ゆきのさんと高橋一生さんがダブル主演を務め、ネット・SNSを中心に話題が高まっているNHKのドラマ『恋せぬふたり』が小説となってNHK出版より4月28日に刊行されます。著者は同ドラマの脚本を務めた吉田恵里香さん。
恋愛・性愛ではない、自分たちなりの生き方を模索すべく始めたふたりの共同生活。その先にある、それぞれの「幸せ」のあり方とは!?
――「アロマンティック」とは、恋愛的指向の一つで他者に恋愛感情を抱かないこと。「アセクシュアル」とは、性的指向の一つで他者に性的に惹かれないこと。どちらの面でも他者に惹かれない人を、アロマンティック・アセクシュアルと呼ぶ。――

吉田恵里香さん著『恋せぬふたり』
「恋愛や性的な話を振られてもよくわからない。でも愛想笑いをしていれば大丈夫……」
咲子は、そんなもやもやとした気持ちを家族や友人、同僚に理解されないまま、恋愛や結婚を促され続け、居心地の悪さを感じていた。そんなある日、「アロマンティック・アセクシュアル」というセクシュアリティを自認する男性・高橋と出会い、驚くと同時にどこか救われた気持ちになる。
誰にも恋愛感情を抱かず、性的にも惹かれないふたりが、自分たちなりの生き方を模索すべく始めた共同生活は、家族、同僚、元彼、ご近所と周囲に波紋をひろげていく。その生活の先にある、それぞれの「幸せ」のあり方とは!?
岸井ゆきのさん×高橋一生さんダブル主演による、NHKよるドラ「恋せぬふたり」を、ドラマの脚本を手がける作家・吉田恵里香さんがみずから書き下ろしたオリジナル小説が発売されます。
小説では、咲子の視点だけでなく高橋の視点からも描くことでそれぞれの内面を深く掘り下げ、また、小説独自の追加描写もあってドラマを楽しんだ人もまた新鮮な気持ちで楽しめる読み応え十分の物語です。
《目次》
兒玉咲子、高橋を知る
高橋羽、擬態を試みる
咲子、自分語り再び
高橋、未知との遭遇
咲子、お別れをする
咲子、次に進む
咲子と高橋と、一人の女
恋せぬふたり
著者・吉田恵里香さん コメント
小説のお話をいただいたのは、脚本執筆が佳境に入った頃でした。
「まだしばらく咲子と高橋さんと一緒にいられる」。それが素直に嬉しかったです。執筆終盤は登場人物のお話が書けなくなるのが毎回寂しくて仕方ないのです。
小説版はドラマとはまた違う難しさも沢山ありましたが、ドラマでは描けなかった彼らの側面をお見せすることができました。尺の関係で、本編では泣く泣くカットしたシーンも小説版では復活しています。ドラマをご覧いただいた方も「あぁ、あの台詞はここと繋がっていたんだ!」なんて新たな発見があるはずです。小説を読みながら脳内でディレクターズカット版を再生してもらえたら、なんて思います。ドラマは最終回を迎えますが、どうぞもう少しだけ『恋せぬふたり』の世界にお付き合いいただけますと幸いです。
著者プロフィール
著者の吉田恵里香(よしだ・えりか)さんは、1987年生まれ。脚本家。
代表作にTVドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』『花のち晴れ~花男 Next Season~』、映画『ヒロイン失格』『センセイ君主』、『ホリック xxxHOLiC』(2022年4月29日公開予定)などがある。
小説『脳漿炸裂ガール』シリーズは累計発行部数60万部を突破するなど、映画、テレビドラマ、アニメ、舞台、小説等、ジャンルを問わず多岐にわたる執筆活動を展開している。
恋せぬふたり 吉田 恵里香 (著) 《ドラマ情報》 |
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