【第16回ジュニア冒険小説大賞】清水温子さん『妖怪お悩み相談室』が大賞

第16回ジュニア冒険小説大賞の受賞作が決定!
岩崎書店は12月1日、第16回ジュニア冒険小説大賞の受賞作を発表しました。
「第16回ジュニア冒険小説大賞」大賞と佳作が決定!
第16回ジュニア冒険小説大賞には106編の応募があり、第一次選考、第二次選考を通過した6編について最終選考が行われ、次の通り受賞作が決定しました。
■大賞
清水温子さん『妖怪お悩み相談室』
■佳作
真夜 寛さん『クラウドハンター 黄色い翼と黒い雲』
大賞を受賞した清水温子さんは、1979年生まれ、兵庫県在住。清水さんには、賞状と賞金20万円が贈られ、受賞作は2019年4月、プロの画家による挿し絵をつけて、岩崎書店より刊行されます。
また、佳作を受賞した真夜寛さんには副賞が贈られます。
授賞式は2019年4月5日、東京都千代田区神保町の出版クラブにて開催予定。
選考委員は、南山宏さん、眉村卓さん、後藤みわこさん、岩崎書店。
『妖怪お悩み相談室』について、眉村卓さんは「妖怪相談室という、いわば鬼太郎側からの設定。妖怪にもある人間関係的な悩みが眼目かも。学校怪談パロディの娯楽版として仕上がっている」と講評。南山宏さんも「会話の出し入れも地の文も終始テンポよく運ばれて過不足がなく、受賞者は年齢からみても、これからの活躍を大いに期待できる伸びシロの大きい才能」と絶賛しています。
選考経過、選考委員の選評、受賞の言葉など詳細は、http://www.iwasakishoten.co.jp/news/nc1966.html をご覧ください。
なお、最終候補作は以下の6作品でした。
【最終候補作】
秋あきらさん 『いつか、きっと。あの日の約束―』
成美ニロさん 『アン・ドゥ・ストーン』
清水温子さん 『妖怪お悩み相談室』
真夜寛さん 『クラウドハンター 黄色い翼と黒い雲』
みずの瑞紀さん『ウラトイレの探しもの』
木村文さん 『未来石』
ジュニア冒険小説大賞について
ジュニア冒険小説大賞は、「現代の子どもたちがワクワクするような日本オリジナルの冒険物語を子どもたちに届けよう」として2001年に創設された公募の新人文学賞です。児童向けエンターテインメントの創作と普及に努めてきた作家・翻訳者・画家の団体「創作集団プロミネンス」(前身は少年文芸作家クラブ)と岩崎書店が主催。
「小学校高学年から読め、冒険心に満ち溢れた長編小説」を募集。ファンタジー、SF、ミステリー、ホラー、ナンセンスなど、ジャンルは不問。
なお、今回(第16回)から隔年開催となっています。
【関連】
▼ジュニア冒険小説大賞 – 株式会社岩崎書店 このサイトは、子どもの本の岩崎書店のサイトです。
▼第16回 ジュニア冒険小説大賞 受賞作品 発表 – 株式会社岩崎書店 このサイトは、子どもの本の岩崎書店のサイトです。
▼お知らせ(ジュニア冒険小説大賞) – 株式会社岩崎書店 このサイトは、子どもの本の岩崎書店のサイトです。
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