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『日本人はなぜ臭いと言われるのか』「におい」は、健康のバロメーター!内科医師が口臭と体臭の原因と対策を一挙公開

桐村里紗さん著『日本人はなぜ臭いと言われるのか 体臭と口臭の科学』

桐村里紗さん著『日本人はなぜ臭いと言われるのか 体臭と口臭の科学』

ヘルスケアの情報の配信を行うtenrai株式会社は、同社代表取締役であり内科医師の桐村里紗さんの著書『日本人はなぜ臭いと言われるのか 体臭と口臭の科学』(光文社新書)を、光文社より刊行しました。

 

「人生100年時代」の健康は、におい対策から

本書では「驚愕の事実」として、

・日本人は、在日外国人の7割から「口が臭くて残念」と思われている。
・35歳以上の8割が、歯周病~予備軍。
・日常的に口臭がある人ほど、自分の口臭を感じなくなる。
・一番嫌われるのは汗臭。若い女性の100%が「許せない」
・加齢臭やミドル臭は、食生活やライフスタイルが原因。
・ケアしない口の中には4千億以上の細菌。濃度は便以上。
・歯周病菌は、糖尿病、動脈硬化、認知症やがんにも関連。
・強すぎる香水や芳香剤は、もはや「香害テロ」

などを挙げています。

 
「人生100年時代」とされる今日、個々のヘルスケア意識を高めることは急務ですが、自覚がないうちには、なかなか興味がわきづらいものです。

本書では、ヘルスケアに興味のない層であっても、日常的に密かに気にしている「体臭」や「口臭」を取り上げています。

そもそもにおいとは何かにはじまり、においの歴史文化や脳科学から、根本的な体臭や口臭の原因と対策。さらに強すぎる芳香剤などによる「香害」問題にも切り込み、自分にも周りにも「快」を生む香りやにおいのある風景…などにも視野を広げます。

 
医師の視点でみると、口臭や体臭は健康のバロメーター。体の「危機」を知らせるシグナルとのことです。
歯周病は、糖尿病や動脈硬化性疾患、さらにはアルツハイマー型認知症やがんとの関連が明らかになっています。さらに、体臭の悪化は、腸内環境の悪化や肝機能の低下、運動不足、食生活の悪化などを反映します。

ちなみに、本書の原稿を読んだ、メタボでミドル脂臭の強い著者の夫は、意識が変わり、1ヶ月半で8キロダイエット(83kg→75kg)に成功したそうです。

表面的ではない真のにおい対策は、根本的な健康増進・健康寿命の延長につながり、「人生100年時代」のヒントになります。

 

本書の目次

はじめに――実は、臭い! ? 残念な日本人

第1章 「におい」を知る

第2章 「臭う」は、不健康

第3章 「口臭」の正体と、その対策

第4章 「体臭」をコントロールする

第5章 「香り」のデザイン――自分も周りも快くする

おわりに

 

桐村里紗さん プロフィール

著者の桐村里紗(きりむら・りさ)さんは、2004年愛媛大学医学部医学科卒業。内科医・認定産業医・文筆家。

治療よりも予防を重視し、最新の分子整合栄養医学や生命科学、常在細菌学、意識科学、物理学などをもとに、執筆、webメディア、講演活動などで、新しい時代のライフスタイルとヘルスケア情報を発信している。監修した企業での健康プロジェクトは、第1回健康科学ビジネスベストセレクションズ受賞(健康科学ビジネス推進機構)。

著書に、『「美女のステージ」に経ち続けたければ、その思い込みを捨てなさい』(光文社)など。

★ブログ:http://dr-lisa.info

 

日本人はなぜ臭いと言われるのか 体臭と口臭の科学 (光文社新書)
調査によれば、在日外国人の7割が「日本人の口臭にがっかりした経験」があるという。35歳以上の日本人の8割が歯周病とのデータもある。無臭社会日本、と言うが、本当にそうなのか。「自分は臭わない」「外国人に比べれば体臭は少ない」との思い込みは正しいのか?「加齢臭」「ミドル臭」「スメハラ」などの言葉が流行する昨今、「気にしすぎ」と一刀両断してよいのか。医師の視点でみると、口臭や体臭は、健康のバロメーター。体の「危機」を知らせるシグナルだ。表面的ではない、真のにおい対策は、根本的な健康増進につながるのである。本書では、予防医学を専門とする内科医が、そもそもにおいとは何かにはじまり、におい物質と嗅覚や脳の関係、また口臭や体臭の種類や原因となる疾病の対策について、わかりやすく解説する。

 


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