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『邦人奪還』北朝鮮「有事」に自衛隊は?――元自衛隊特殊部隊員が描く迫真のドキュメント・ノベル 石破茂・元防衛大臣も推薦

伊藤祐靖さん著『邦人奪還 自衛隊特殊部隊が動くとき』

伊藤祐靖さん著『邦人奪還 自衛隊特殊部隊が動くとき』

金正恩委員長の消息が途絶えて久しいかの国で、いったい何が起きているのか。北朝鮮は、韓国内で体制批判のビラが巻かれたことに反発して南北間の通信連絡網を遮断、さらに6月16日には南北共同連絡所の爆破に踏み切りました。非武装地帯への軍事進攻もちらつかせるなど、朝鮮半島「有事」の危機は限りなく高まっています。

そんな中、全自衛隊初の特殊部隊である海上自衛隊「特別警備隊」の創設に携わった伊藤祐靖さんによる、北朝鮮が舞台の迫真のドキュメント・ノベル『邦人奪還 自衛隊特殊部隊が動くとき』が6月17日に新潮社より刊行されました。

 

北朝鮮でクーデター勃発――拉致被害者を救出せよ! そのとき、国はどう対峙する?

北朝鮮で有事が起き、日本人が巻き込まれたとき、自衛隊特殊部隊はどう動き、邦人保護はいかになされるのか。隊員は何を願い、何を諦め、何のために出撃していくのか――。

 
『邦人奪還 自衛隊特殊部隊が動くとき』は、首相官邸や霞が関など政府の動きから、現場の作戦行動の詳細までを完全シミュレーションした迫真のドキュメント・ノベルです。

伊藤さんの著書には自叙伝『自衛隊失格~私が「特殊部隊」を去った理由』がありますが、すべてが実話ゆえに守秘義務の制約がありました。今作は「ドキュメント・ノベル」という手法によって、その制約を越え、元自衛隊特殊部隊員にしか書けない精緻で迫力ある作品になっています。

 
現場のリアルが克明に描かれた本作には、各界の識者から、こんな推薦コメントが寄せられています。

◆元防衛大臣・石破茂さん「日本人、そして、政治家に突きつけられる現実を直視できるか」
◆佐藤優さん「非常時には法ではなく現実が国家を支配する」
◆成毛眞さん「ページをめくる手が止まらない。そして震えた」

 
北朝鮮「有事」が現実になろうとしている今、読んでおきたい一冊です。

 
<あらすじ>

騒乱に乗じミサイル発射を企む北の軍部に対し、米国は自国防衛のためピンポイント爆撃へと動き出す。だがその標的近くには、日本人拉致被害者が──。

日本は、この事態に対峙できるのか? 政治家は、国民は、人質奪還の代償として生じる多大な犠牲を直視できるのか? そして実戦投入される自衛隊「最強部隊」の知られざる内実とは?

 

著者プロフィール

著者の伊藤祐靖(いとう・すけやす)さんは、1964年、東京都に生まれ、茨城県で育つ。日本体育大学から海上自衛隊へ入隊。

防衛大学校指導教官、護衛艦「たちかぜ」砲術長を経て、「みょうこう」航海長在任中の1999年に能登半島沖不審船事案に遭遇した。これをきっかけに全自衛隊初の特殊部隊である海上自衛隊「特別警備隊」の創設に携わった。2007年、42歳のとき2等海佐で退官。

その後、フィリピンのミンダナオ島で自らの技術を磨き直し、現在は各国の警察、軍隊への指導で世界を巡る。国内では、警備会社等のアドバイザーを務めるかたわら私塾を開き、現役自衛官らに自らの知識、技術、経験を伝えている。

著作に『国のために死ねるか 自衛隊「特殊部隊」創設者の思想と行動』『自衛隊失格 私が「特殊部隊」を去った理由』などがある。

 

邦人奪還: 自衛隊特殊部隊が動くとき
伊藤 祐靖 (著)

北朝鮮でクーデター勃発。拉致被害者を救出せよ!
そのとき国はどう動く?
日本初、元自衛隊特殊部隊員が描く迫真ドキュメント・ノベル。

 


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