官能小説の巨匠・宇能鴻一郎さん短編集『アルマジロの手』が刊行
話題を呼んだ『姫君を喰う話』に続く傑作集、東大院生として芥川賞を受賞、その後「官能作家」に転身した鬼才・宇能鴻一郎さんの『アルマジロの手 宇能鴻一郎傑作短編集』が新潮文庫より刊行されました。 どこか『雨月物語』を連想させる不思議な表題作をはじめ、官能的な、あまりに官能的な7編を収録した、性と生の常識を根底から揺るがす〈劇薬文学〉です。 官能小説の巨匠が贈る〈偏愛〉〈変態〉〈BL〉…… […]
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話題を呼んだ『姫君を喰う話』に続く傑作集、東大院生として芥川賞を受賞、その後「官能作家」に転身した鬼才・宇能鴻一郎さんの『アルマジロの手 宇能鴻一郎傑作短編集』が新潮文庫より刊行されました。 どこか『雨月物語』を連想させる不思議な表題作をはじめ、官能的な、あまりに官能的な7編を収録した、性と生の常識を根底から揺るがす〈劇薬文学〉です。 官能小説の巨匠が贈る〈偏愛〉〈変態〉〈BL〉…… […]
「宇能鴻一郎」といっても知らない人も多いかもしれません。ポルノ作家というイメージが強い人もいるでしょう。しかし、もともと東大文科二類から同大学院で国文学を専攻した芥川賞作家です。 受賞してから数多のポルノ小説を書くまでの間に発表された作品は、強烈な個性に満ちた傑作が多く、一部の作家や文芸評論家から密かに一目置かれてきました。 このたび、芥川賞史に爪痕を残したといってもいい「鯨神」をはじめ、いまも色 […]