にしおかすみこさんが家族と介護について明るく書いた『ポンコツ一家』が書籍化!
「FRaU web」にて好評を博した、にしおかすみこさんの家族と介護について明るく書かれた自伝的連載が書き下ろしも加えて書籍化、『ポンコツ一家』として講談社より刊行されました。
「壮絶なのに笑える」「他人事じゃない!」連載1回で1200万PVを超えた「ポンコツ一家」が書籍化!
家族紹介。
うちは、
母、80歳、認知症。
姉、47歳、ダウン症。
父、81歳、酔っ払い。
ついでに私は元SMの一発屋の女芸人。45歳。独身、行き遅れ。
全員ポンコツである。
「どこのどいつだ~い?」「あたしだよっ!」「にしおか~すみこだよっ」ロングヘアをなびかせ、SMの女王様の格好で行う漫談で人気を博し、バラエティー番組にも出演していた芸人・にしおかすみこさん。現在48歳で、髪もバッサリショートヘアにカットしたにしおかさんが愛を込めて「全員ポンコツ」と語る、自分の家族と介護の物語です。
【内容紹介】
変わり果てた実家。
私の知らない母。
実家に戻って住もうなどと、その時は夢にも思っていなかった。
ローテーブルの上に、割りばしが突っ込まれたままのカップ麺や缶詰、茶色いお惣菜がこびりついたプラスチック容器、半分セメント色したミカン、黒炭のようなバナナの皮等々の食べ残し、残骸が溢れている。
ちょっとしたゴミ屋敷だ――。
どんな状況だって、病気だって、「ポンコツ」な人はいない。
でも、愛を込めて私は家族を「ポンコツ」と呼ぶ。
本書は「FRaU web」2021年9月~2022年9月公開の記事(毎月20日更新)を加筆修正のうえ、書き下ろし5本の原稿を加えたものです。
★「FRaU web」連載第1回を読む:https://gendai.media/articles/-/87351?media=frau
本書の目次
1 実家が砂場になっていた
2 記憶力テスト
3 背比べ
4 ヘドロとドロボー
5 疑惑
6 大晦日の大事件
7 一月にクリスマス
8 地域包括支援センターと冷凍マグロ
9 大事な話
10 姉のバタフライ
11 ホタルイカ
12 ママ速報
13 私の大事な話
14 花火とぎゃくたい
15 干支
16 ワクチンで発熱
17 青い花
18 ソワソワ
あとがき
著者プロフィール
著者のにしおか すみこさんは、1974年生まれ、千葉県出身。2007年日本テレビ「エンタの神様」で女王様キャラのSMネタでブレイク。
春風亭小朝師匠の指導のもと落語に挑戦。高座名は「春風こえむ」。
現在ではテレビ東京「なないろ日和!」など、リポーターとしても活躍中。趣味のマラソンでは、2019年にフルマラソンで3時間05分03秒、2015年ウルトラマラソン100キロ女子の部にて第2位。
最近はベジタブルカービングにハマりクオリティーの高さで話題になる。
デジタルメディア「FRaUweb」にて「ポンコツ一家」連載中(毎月20日更新)。
著書に自叙伝エッセイ『化けの皮』がある。
ポンコツ一家 にしおか すみこ (著) |
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