卓球小説「チームふたり」の吉野万理子さん&宮尾和孝さんコンビが贈る児童書『崖の下の魔法使い』が刊行
思い出をあずけることができるという魔法使いと出会った子どもたちの友情ストーリー、吉野万理子さん作・宮尾和孝さん絵『崖の下の魔法使い』が、学研プラスより刊行されました。
思い出をあずかる?そんなことできるの? クールでドライだけど、おいしいスイーツを出してくれる魔法使いに注目!
■累計23万部の小説「チーム」シリーズの名コンビの最新作
『崖の下の魔法使い』は、小学校の卓球部が舞台の熱きスポーツ小説「チーム」シリーズの吉野万理子さん(作)・宮尾和孝さん(絵)コンビが贈る最新作です。
吉野さん自身も子どものころから好きだったという、日常から少しはみ出した、不思議な世界を描きます。
■不思議な空間に住んでいる、やさしいけどドライな魔法使い
主人公の転校生・ミケが出会う魔法使いは、崖の下の石造りの家に住んでいます。クールでドライだけど、おいしいスイーツを出してくれる、子どもたちにとっては癒しの存在。感情的なところは一切なく、どこかさびしげな雰囲気を漂わせているのが魅力的です。
■子どもたちが魔法使いにあずけるものは、忘れたい思い出
本作に登場する子どもたちは小学6年生。友達のこと、家族のこと、すきな人のことなどで、いろいろな思いや悩みをかかえています。なかには、忘れたい思い出もあるようで、その思い出を魔法使いにあずけようとするのですが、はたしてその内容とは……!?
■あなたは捨ててしまいたい思い出はありますか……?
人なら誰しもが持っている思い出について深く考えさせる一作になっています。ぜひ家族や友達といっしょに読んで、お互いの思い出を語り合ってみてください。
崖の下の魔法使い (ティーンズ文学館) 吉野万理子 (著), 宮尾和孝 (イラスト) 転入した小学校になじめないミケは、前の学校の日々を思い出していた。ミケが同級生の大河とともに訪れた石造りの家には魔法使いが住んでいて、子どもの思い出をあずかるという。ある日、前の学校の友達からのメールを読んで胸が痛くなったミケは魔法使いに思い出をあずけようとするが……。 |
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