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ドラマ化!チョン・ヘヨンさん『誘拐の日』刊行 不器用な”誘拐犯”×11歳の天才少女の逃亡劇

チョン・ヘヨンさん著『誘拐の日』(訳:米津篤八さん)

チョン・ヘヨンさん著『誘拐の日』(訳:米津篤八さん)

チョン・ヘヨンさん著『誘拐の日』(訳:米津篤八さん)が、ハーパーコリンズ・ジャパンより刊行されました。

 

韓国から届いた日常系ミステリー『誘拐の日』

韓国の刑事ドラマを見ているようなページターナー作品であると同時に、韓国社会の問題にも切り込んだ重みのある内容になっている本作は、Netflixで配信中の人気ドラマ『キングダム』、日本でもリメイクされた『シグナル』、『アイリス』などを制作した制作会社ASTORYにより、ドラマ化も決定している話題作です。

登場人物の軽快なやりとりの裏で、どんどんと事件の闇が明らかになる様が読者を惹きつけます。

 
【あらすじ】

豪邸の奥には、いつでも秘密が眠っている――
頭脳明晰な天才少女をさらった間の悪い“誘拐犯”。
身に覚えのない死体の謎を解かねば、絶体絶命に!

娘の手術費用のため、やむなく誘拐を決意したミョンジュン。
ところが目的の豪邸から飛び出してきた少女ロヒをうっかり車ではね、その衝撃でロヒは記憶を失ってしまう。ミョンジュンはとっさに父親を名乗るものの、天才児と評判のロヒに口で敵わずこき使われる。そんななかロヒの家から両親の死体が発見され、ミョンジュンは殺人の容疑者に――。
韓国で話題沸騰、巻き込まれ型ミステリー!

 
<読者から絶賛の声続々!>

◎一気に読ませる鮮やかな筆致。脳内に映像が広がり登場人物が動き出しました。
韓国社会の闇を伏線としてちりばめながら、回収する過程で浮かび上がるのは、差別意識や見栄、格差など、日本も抱える問題の数々。(まるまる・50代)

◎ラストはパズルのピースが嵌まっていくかのように、するすると謎が解けていくのが気持ち良く、最近読んだミステリの中では最も満足度が高く、謎解きの爽快感をたっぷり味わった!
前知識を何も持たずに読んで、二度三度とたっぷり驚いてほしい。(紫花/ブクログ)

◎ページをめくる度に移り変わる展開に、最後まで目が離せなくなる!そして、何よりもお気に入りなのが頼りない誘拐犯と誘拐された天才少女の関係性。一見物騒な「誘拐」という言葉に似合わない、奇妙でほんわかしてしまう2人のやり取りにくすっと笑ってしまう。(さんく・20代)

◎話の終盤に差し掛かるまで、二転三転し、過去と現在、またそれぞれの登場人物の思惑が複雑に絡み合っていくうちに誰もが怪しく感じさせられました。その複雑に絡み合った糸が作者の手によって巧みに解かれて行くストーリー展開に、原稿から手が…目が離せませんでした。(ゆーこ・30代)

 

著者プロフィール

著者のチョン・ヘヨン(Hye-yeon Jung)さんは、1981年生まれ。2013年に長編小説『ダブル』でデビューし、中国とタイで翻訳される。

2016年YES24 電子連載コンテストの〈事件と真実〉部門で『ポンミョンアパート イケメン捜査日誌』が大賞を受賞、2018年CJ E&Mとカカオページ共同主催の推理・ミステリー・スリラー小説コンテストで『私が殺した』が金賞を受賞。

その他、長編小説『悪意――死んだ者の日記』『これから死にに行きます』を刊行している。

 

誘拐の日 (ハーパーBOOKS)
チョン ヘヨン (著), 米津 篤八 (翻訳)

 


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