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日販「ほんのひきだし」がコミックス第1巻売上ランキング(2020年年間)を発表 松本直也さん『怪獣8号』が第1位

書店取次大手の日本出版販売(日販)が運営するWebメディア「ほんのひきだし」は、2020年1~12月の「コミックス第1巻 年間売上ランキング」を発表しました。

 

2020年の“新作漫画”だけで集計した「コミックス第1巻売上ランキング」年間トップ10を発表

「ほんのひきだし」では、「新しい漫画と出合うきっかけを作る」ことを目的に、コミックス第1巻の売上ランキングを定期的に調査・集計し、発表しています。このランキングは、集計期間中に第1巻が発売された新作漫画を、期間中の第1巻の売上のみで集計したものです。

2020年のランキング第1位は、「少年ジャンプ+」(集英社)にて連載中の『怪獣8号』です。

 
<コミックス第1巻売上ランキング(2020年年間)> 【日販調べ】 ※敬称略

※調査内容:2020年1月1日~12月31日に第1巻が発売されたコミックスを対象に、その第1巻の発売日~12月31日の売上冊数を集計(単巻作品を含む/続編、スピンオフ、ファンブック、アンソロジーは除く)。

 
第1位『怪獣8号』(松本直也/集英社)

(C)松本直也/集英社

(C)松本直也/集英社

「怪獣8号」は、「少年ジャンプ+」において史上最速で3000万閲覧数を突破したことでも話題のバトルアクションです。著者は、2006年に漫画家デビューし、本作が「ねこわっぱ!」「ポチクロ」に続く3作目の連載となった松本直也さん。

5年ぶりの新作である「怪獣8号」では、“怪獣発生率”が世界屈指となった災害大国・日本を舞台に、ある日怪獣を体に取り込んでしまった32歳の主人公・カフカが、正体がバレてしまうリスクを抱えつつ、一度は諦めかけた「防衛隊員になる」という幼い頃からの夢に挑みます。

 
第2位『100日後に死ぬワニ』(きくちゆうき/小学館)

第3位『BURN THE WITCH』(久保帯人/集英社)

第4位『カッコウの許嫁』(吉河美希/講談社)

第5位『【推しの子】』(原作:赤坂アカ、漫画:横槍メンゴ/集英社)

第6位『葬送のフリーレン』(原作:山田鐘人、作画:アベツカサ/小学館)

第7位『マッシュル-MASHLE-』(甲本一/集英社)

第8位『あやかしトライアングル』(矢吹健太朗/集英社)

第9位『女の園の星』(和山やま/祥伝社)

第10位『じいさんばあさん若返る』(新挑限/KADOKAWA)

 
※「ほんのひきだし」では、上位50位までのランキングを公開しています。また、2020年第4四半期(10~12月)のランキングも公開中です。
★URL:https://hon-hikidashi.jp/enjoy/122816/

※これまでに発表したランキングは、https://hon-hikidashi.jp/tag/comic1st_ranking/ をご覧ください。

 

「コミックス第1巻ランキング」調査開始の経緯

すべてのコミックを対象とした従来のランキングでは、 “ランキングの常連”であるロングセラー作品の新刊が上位を占めることが多く、連載が始まって間もない作品や単巻で刊行される作品が読者に発見されにくいという背景があります。

一方で、漫画アプリやWebマガジンなど、コミックの連載媒体は増えており、2019年上半期には、1か月あたり平均150点ものコミックス第1巻が発売されています。

そのため、漫画好きの方でも新作をくまなくチェックすることは難しく、「せっかく新しい作品が世に出ても、その存在に気づきにくい」「今後の刊行に大きくかかわるはずの第1巻こそが売れにくい」という状況が、少しずつ深刻化していると考えられます。

 
そこで、「ほんのひきだし」では、そんな“まだ若い作品たち”にスポットを当て、漫画好きの方々が新しい作品に出合うきっかけを作り、「好きな漫画を応援する」「面白い漫画を誰かにすすめる」雰囲気を盛り上げることを目指し、コミックス第1巻だけで集計した売上ランキングの発表を開始しました。

 

怪獣8号 1 (ジャンプコミックス)
松本 直也 (著)

怪獣発生率が世界屈指の日本。この国は、容赦なく怪獣が日常を侵していた。かつて防衛隊員を目指していたが、今は怪獣専門清掃業で働く日比野カフカ。ある日カフカは、謎の生物によって、身体が怪獣化、怪獣討伐を担う日本防衛隊からコードネーム「怪獣8号」と呼ばれる存在になる。

 
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