『別冊NHK100分de名著 ナショナリズム』刊行 大澤真幸さん×島田雅彦さん×中島岳志さん×ヤマザキマリさんが「ナショナリズムを考えるための一冊」を持ち寄り、答えを探る
NHK出版は、『別冊NHK100分de名著 ナショナリズム』を刊行しました。
ナショナリズムの起源や歴史的変遷がわかる作品、近代日本のナショナリズムを考察した作品、日本文学に描かれたナショナリズムの姿……など、大澤真幸さん・島田雅彦さん・中島岳志さん・ヤマザキマリさんら4人の論客が「ナショナリズムを考えるための一冊」を持ち寄り、その内容と今日的意義を語ります。
かつて「21世紀には滅んでいる」といわれたナショナリズム。ところが世界ではいまでも、自国ファーストや排外主義を唱える人びとがその存在を誇示しています。
さらに、コロナ禍が世界中を襲っている2020年には、ロックダウンや渡航禁止、ワクチンや治療薬の開発競争など、その背後に「ナショナリズム」を感じる事象が頻出しています。
今年の元旦に放送され、話題となった特別番組『100分deナショナリズム』。4人の論客がナショナリズムを読み解くための入り口となる名著を持ち寄り、ナショナリズムの起源や歴史、日本人のなかにあるナショナリズムの在りようについて議論しました。
大澤真幸さんが『想像の共同体』(ベネディクト・アンダーソン著)、島田雅彦さんが『君主論』(マキャベリ著)、中島岳志さんが『昭和維新試論』(橋川文三著)、ヤマザキマリさんが『方舟さくら丸』(安部公房著)について、その内容と読みどころ、「いまなぜ読むべきなのか」という今日的意義を熱く語りました。
この番組をベースに追加取材をして編んだ本書は、これら4つの作品を通して、ナショナリズムとは何かを明らかにし、「国民・国家」とリアルな「わたし」との関係を考えるきっかけを提示します。
別冊NHK100分de名著 ナショナリズム (教養・文化シリーズ 別冊NHK100分de名著) 大澤 真幸 (著), 島田 雅彦 (著), 中島 岳志 (著), ヤマザキ マリ (著) 唾棄すべき軍国主義なのか? それとも誰もが持つべき愛郷心なのか? かつて「21世紀には滅んでいる」といわれたナショナリズム。ところが世界はいまも、自国ファーストや排外主義にまみれている–。今年の元旦に放送され、話題となった特別番組「100分deナショナリズム」。4人の論客がナショナリズムを読み解くための入り口となる名著を持ち寄って議論した。大澤真幸氏が『想像の共同体』(ベネディクト・アンダーソン)を、中島岳志氏が『昭和維新試論』(橋川文三)を、島田雅彦氏が『君主論』(マキャベリ)を、ヤマザキマリ氏が『方舟さくら丸』(安部公房)を。この番組をベースに追加取材をして編んだ本書は、これら4つの作品を通して「国民・国家」とリアルな「わたし」との関係を考えてゆく。 |
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