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【グルマン世界料理本大賞】日本料理部門グランプリを松本栄文さんが受賞 史上最多の四冠制覇

「グルマン世界料理本大賞」2017の日本料理部門グランプリを、松本栄文さんの『1+1の和の料理 単純こそがおいしい理由』(NHK出版)が受賞しました。松本栄文さんは創設史上最多の四冠制覇。

 

グルマン世界料理本大賞とは

グルマン世界料理本大賞は、1995年にエドゥアール・コアントロー氏(リキュールで有名なコアントロー家出身)によって設立された、世界唯一の料理本の賞です。毎年その年に発行された数々の世界中のベスト料理本やベストワイン本が賞に輝いており、「料理本のアカデミー賞」と言われています。

世界中で出版される料理本のなかから、それぞれの部門ごとに「世界№1グランプリ」の称号が与えられる世界最大の料理本アワードです。

2017年度は211ヶ国が参加し、参加総数は16,000点。そのなかから『1+1の和の料理 単純こそがおいしい理由』(NHK出版)が「BEST JAPANESECUISINE(日本料理部門)」のグランプリを受賞しました。

 

松本栄文さんが四冠制覇

受賞作『1+1の和の料理 単純こそがおいしい理由』は、「食材の『自然』のおいしさに勝る料理はない」と言う松本栄文さんが、「シンプル イズ ベスト」を追求した初のレシピ本です。

単純こそおいしく、単純こそ美しい和の料理は、食材9割、料理1割。食材の個性を生かすために副食材があり、調味料があり、調理法があるとしています。「1+1」は決して「2」ではなく、「5」にも「10」にも広がるように、食材の力を知り、至福の一皿を味わっていただく55のレシピを収載しています。

 
松本栄文さんは、著書『SUKIYAKI』(カザン)にてグルマン世界料理大賞2012年度「BEST SINGLE SUBJECT COOKBOOK(単一題材部門)」世界№1グランプリを受賞し、続く『日本料理と天皇』(枻出版社)では2014年度「HALL OF FAME(最高位殿堂)」を受賞。さらに同作品は創設20周年記念式典にて「HALL OF FAME. BEST OF THE BEST(創設最高賞)」を受賞。三冠の偉業を果たした著者が、この『1+1の和の料理 単純こそがおいしい理由』のグランプリ受賞により、世界初となる四冠制覇を達成しました。

 

松本栄文さん プロフィール

松本栄文(まつもと・さかふみ)さんは、茶寮「花冠-陽明庵」主人で、作家。一般社団法人日本食文化会議理事長。一般財団法人清櫻堂書院理事長。内閣府・農林水産省有識者委員など歴任し、全国各地で「日本文化を愛でる会」を主宰。日本の伝承・伝統文化の普及に努めています。食材、食文化に関する講演、連載、執筆多数。

 

1+1の和の料理 単純こそがおいしい理由
食材の「自然」のおいしさに勝るものはない

単純こそおいしく、単純こそ美しい和の料理は、食材9割、料理1割。その食材の個性を生かすために副食材があり、調味料があり、調理法がある。「1+1」は決して「2」ではなく、「5」にも「10」にも広がるように、食材の力を知り、至福の一皿を味わっていただく――。丁寧な料理レシピと素材解説で、おいしさの引き出し方を伝える一冊。英語レシピも収載。

【章立て】野菜(菜花、筍など)/魚介&肉、豆腐(鯛、秋刀魚、烏賊、牛、鴨、豆腐など)/ご飯、料理の心得(だしが基本、昆布とかつおのだしの取り方、野菜だしの取り方、調味料、薬味、調理法)/英語レシピ

 
【関連】
グルマン世界料理本大賞 | GOURMAND INTERNATIONAL
1+1の和の料理 単純こそがおいしい理由 | NHK出版
松本栄文 オフィシャルサイト

 


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